3月20日に児童ダンス☆演劇教室・発表会が終了しました。
この日で、今年度の過程が終了し、生徒達は卒業となります。
今回は、小学低学年クラスを担当することになり、発表会台本を書きました。
昨年は、児童ダンス☆演劇教室をお休みしたので、台本を書くのは2年ぶり。
今回は、21人という大所帯の台本を書くことになりました。
実は、数年前にも20人近い台本を担当した事がありましたが、
これがなかなか上手くいかず、正直、大人数の台本を書くのに抵抗がありました。
本当は別のクラスを書くつもりでしたが、
今回のクラスは、人数も多く、なかなか手強いクラスだったので、
これは俺がやった方がいいかなと思い、手をあげました。
別のクラスを書くつもりだったので、考えていた構想を一度なくして、一から考えてみました。
これが、苦悩の始まりでした。
夏休みにかけて考えようと楽に考えていたら、
AKT演劇部の5期生発表会・星美学園発表会・文京区中学校発表会、
そして、ガジラ年間WSが始まり、気がついたらもう秋。
やばいと思って、書き始めたら、
外部公演の稽古と別のワークショップも参加してしまい、
もうワチャワチャでした、、、。
やって出来上がって渡したけど、いやぁ、誤字脱字がひどかった。
今回の台本は、人間として生を授かる前の天使達が、地上に降りて、
地上に落ちた神様の子供を探して冒険するのがひとつのストーリー。
地上では、森を奪われた民族が王国と戦い、王国に対してデモをしている人とそれを報じる人がいる。
ちょうど、昨年の夏は、憲法改定や外国による領土侵入問題などが賑やかだった時期。
国会前には、学生が主体のデモが話題となり、いろんな著名人が一緒になり抗議してました。
他人事にしてはいけないと思い、新聞やTwitterなどによく目を落としました。
結果は、きっとうまくいかなかったと個人的には思ってます。
学のない自分には、そういう政治やニュースはよくわかりません。
でも、一番思った事は、「なんか、学校の頃に習った事と違うなぁ。」という事。
こんな混乱とした世界に、教科書を信じて勉強して、世間に出て、現実は全く違う世界を生活するこれからの子供達。
「これって、どうなの?希望が持てんのかしら?」というのが台本の根本的なところ。
もう一つが、親友に裏切られ人間不信の国王が、親友にソックリな神様の子供と仲良くなるストーリー。
この結果は、国王を裏切った親友は、実は裏切ってなかったことを知り国王が神様の子供の友情で、話は色々と解決する(したとしておきます。)
便利になればなるほど、人との関係が難しくなると最近感じます。
相手を知り、言葉で繋げば、分かり合えるのではないかと思っています。
自分の中にいる友達でなく、目の前にいる友達に言葉と交わす事。
ここでは、【思いやり】という言葉でまとめました。
台本は、時間に余裕が出来たらアップします。
そのためのHPなので、、、。
今回は、とても自信がなかった。
いままで色んな事を書いてきたけど、こんなに自信が持てなかったのは初めてかも、、、。
本当は、10月頭に台本を渡して、みんなで作りながらやりたかったけど、出来上がったのは、2学期最後。
練習の度に憂鬱だったし、前日からため息も出た。
自分のテンションを上るために、他の講師を抑えて、自分がダンスとストレッチもやった。
自分も生徒も高めてやらないと、こりゃ昔の二の舞になると思った。
自分のセリフがこんなに嫌になるとは思わなかっし、言葉を知らない自分が情けなく悔しいと感じた。
セリフを覚えない生徒がいても、「やっぱり台本が悪いからか」と思い、あまり怒れなかった。
2015年12月に台本を渡して、1月は外部公演もあり、最初は授業に参加できなかった。
久しぶりに行ったら、みんながしっかりセリフを覚えていた事に驚いた。
一番心配していた2人のシーンもセリフも覚えていた。
しかも、動きまで二人で考えてくれていた。
他のシーンもみんな考えて作ってくれていた。
これじゃあ、ますます子供好きになるじゃないか!
本番は、もう言うことなし。
劇場入りしてからなんか凄いエンジンがかかってた。
パワーも可愛さもなんか自分の児童教室史上、最高だったかもしれない。
正直、最後の練習の時は、やはり厳しかなと思ったけど(笑)
今回は、本当に生徒に救われた。
このクラスの一番見せたかった部分は、全部見せる事ができた。
文字通り、発表会でした。
来年は書くかわかりませんが、またいろんな事を勉強しておこうと思います。
Aクラスのみんな、ありがとう。
そして、卒業おめでとう!